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はじめに

「私とエディブルフラワーと日本エディブルフラワー協会」

野山の草花やハーブにいつも触れていた私には花を食べると言う事は極自然な事でした。今から30数年程前、南フランス、ニースの朝市で出会った、アーティチョークやパンプキンの花、ロケットのゴマの様な花々・・・、あの時の口いっぱいに広がった、新鮮な香味が今も忘れられません。ヨーロッパや南太平洋、アメリカ、ニュージーランなど訪れた海外の国々にも沢山の食用の花との出会いがありました。

現在のエディブルフラワーはアメリカ 西海岸が発祥の地、ロスアンゼルス近郊にある 「パラダイス・ファーム」が栽培し始めたのは、1983年でした。それまでハーブの生産農場主だったご夫妻が、友人に頼まれて作った花のパックがきっかけで世界数カ国に出荷するようになったのです。
その後ここを訪ねた私はEat more Flowers とスカイブルーの地に白く書かれた「パラダイスファーム」の専用トラックと積み込まれた沢山のエディブルフラワーにすっかり魅了されてしまったのです。

1988年3月東京の新宿にある、ホテル・センチュリーハイアットからご相談を受けて企画実施された“エンジョイエディブルフラワー”のイベントは、テレビや新聞雑誌などに数多く取り上げられ、あっと言う間に花食時代の幕開けとなりました。
メニューに使用した花々は、古くから親しまれて来た食用花だけでなく、ファッショナブルな、カーネーション、ナスタチューム、バラ、ポットマリーゴールド、スナップドラゴン等新しい顔ぶれが次々と加わって、まさに百花繚乱!
イベント開催中、料理に使う花は勿論、スタッフ全員のコサージュ、テーブル花、そして小さなワゴンの「エデイブルフラワーショップ」と限られたスペースの中でのコーディネイトは、楽しいやら大変やらで、最終日の乾杯の味はスタッフ全員の胸にしみわたる味で、忘れる事ができません。

その後「高島屋東京店」の“新東京グルメ展”“レストラン・樹庭”“渋谷西武”“プランタン銀座”等の切れ目のないイベントが私の楽しみをさらに広げていったのです。
エディブルフラワーの人気に着目した農林水産省の強い要請で始めた「食用花キ導入検討委員」の仕事もマーケティング、栽培、鮮度保持、栄養、食味、各方面の調査が続々と報告され、その後の広がりに役立ちました。かつての委員の一人として基本的な部分のより正しい知識の普及と的確な指導育成が徹底される事を願ってやみません。
その後も、国内はもとより、海外でも招かれるたびに講演・実習を重ねています。

――エディブルフラワーは色・味・香りを生かす総合アート――

いつものグリーンサラダに色とりどりの花弁をからませるだけで、楽しさ倍増、食欲増進は間違いなしです。しかもサラダだけでなく、肉、魚のソースや風味付けとして、今まで知らなかった美味しさをあじわう事が出来ます。エディブルフラワーは肉や魚の代わりではなく、ハーブや野菜感覚で召し上がっていただくものです。

花の美しさ、いきいきした色の鮮やかさ・・それぞれの特徴をよく知って生かせば食卓を華の舞台に変身させてしまう盛り付けの妙味、メニューの広がり、貴方のアイデイアを存分に発揮でき、ゆとりと夢を与える素晴らしい料理素材だといえるでしょう。

さらにうれしい事には、料理だけでなく、栽培、クラフト、アレンジ、ポプリ、薬効や栄養、アロマテラピー(芳香療法)などにも利用することができます。

人生の大半を“植物”に明け暮れる毎日を送って来た私にとって、エディブルフラワーは今までになかった新しい食文化の開花を予感させました。このたび「日本エディブルフラワー協会」の発足にあたり、メンバーと共に一人でも多くの方々に、花食ライフを楽しんでいただきたいと心から望んで活動を続けてまいります。

2016年5月 小松美枝子

​東京農業大学非常勤講師。
ジャパンハーブソサエティ会員、ニュージーランドハーブソサエティ会員。アソシエーション・サウス南アフリカ名誉会員。​古流松涛会家元師範。深雪アートフラワー門下師範。

​会長 小松美枝子

(Mieko Komatsu)

ミエコズガーデン代表
生来の植物好き。ハーブ&エディブルフラワー(食用花)の研究家として国内外でも活動を続けている。
エディブルフラワーを日本ではじめて紹介した、この分野の第一人者。
40年以上前からハーブに興味を持ち、ニューギニア、イギリス、フランス、アメリカ、メキシコ、シンガポール、ベルギー、オランダ、南アフリカ、ニュージーランド、チェコ、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、マレーシアなど世界各地を訪れ、人々の暮らしとハーブについて研究。
2016年5月、国連WHFの駐日大使に任命されEUと密接にパートナーとして機能し、Culture(文化)、Education(教育)、SocialAffairs(親善事業)、World Wide Human Rights(世界規模の人権擁護)の分野における人類の進歩を目指し活動しています。
2011年2月、アメリカ オバマ大統領よりPresident's Award ゴールド賞受賞。
2006年12月、農林水産省(財)日本特産農産協会 地域特産物マイスター認定。
2005年10月、日本文化振興会・社会文化功労賞受賞
元農林水産省・食用花キ導入検討委員

理事

脇坂裕一
(Yuichi Wakisaka)

新潟県阿賀野市

​脇坂園芸 代表取締役

Juli

東京都新宿区

​エディブルフラワー専門店HanaLabo

夜のケーキ屋さん

プラチナ会員

八澤豊幸

(Toyoyuki Yasawa)

島根県仁多郡奥出雲町

​有限会社トム 代表取締役